甲子園の晴れ舞台をスタンドから見守ることとなった福嶋祐輔でしたが、複数の大学が推薦入学を申し出るほどの注目の名選手でした。肘を癒しながら野球を続けるという選択もあったのでしょうが、結局、同時期に誘いのあったタレントとしてのスカウトを受ける決心をします。こうした思い切りの良さとチャレンジ精神もまた、祐輔の魅力と言えないでしょうか。
福嶋祐輔が芸能界に転身した最初は俳優としてでした。もちろんまったくの素人でしたから、養成所を経た後、けっこう長い間、端役としての下積み時代が続きます。しかし持ち前の反射神経の良さと明るいキャラクターが受け、徐々に人気ドラマや注目映画での大きな役が回ってくるようになりました。それでも当時はまだ「あの妙にさわやかなおにいさん、いったい誰?」といった状態でした。
福嶋祐輔が一躍ブレイクするのは2007年、当時高視聴率を誇っていた人気クイズ・バラエティ番組への出演がきっかけでした。その番組が放送されていた同一局の別の番組の番宣を兼ねた出演でした。明るい性格の彼でしたが、一方で真面目で思い込みの激しいタイプでもあり、多少あがってしまったこともあってか、大ボケ珍解答の連続ですっかり視聴者のハートをつかみ、たちまちレギュラーに。いわゆるおバカキャラとして各種バラエティにひっぱりだことなります。
レギュラーだったクイズ・バラエティでは、同じくレギュラーの若手イケメン「おバカタレント」たちとアイドルユニットを組み、歌手としての活躍がはじまります。運動神経の良い福嶋祐輔ですから当然ダンスもすぐマスター。歌って踊れるアイドルシンガーとして多くのファンの心をつかんだのはご存知の通り。2009年からは「遊助」としてソロとして本格的な歌手活動を展開。毎年精力的な全国ツアーを行いつつ、チャート上位の常連となります。
遊助名義でのソロ活動では2009年、2010年と紅白に連続出場を果たし、一方、俳優・福嶋祐輔としても着実にキャリアを重ねつつ、テレビの主演ドラマも何本かこなすようになりました。この頃になると熱心なファン以外にも「あのバラエティのおにいさん」「あのCMのさわやか青年」「あのドラマのイケメン」と一般の認知度もぐいぐいアップしてきます。2011年に主演した映画では漫才コンビのかたわれを見事なキャラクターでこなし、大きな映画賞で新人俳優賞を獲得しています。
福嶋祐輔の参考情報 → http://cloverac.com/
プラネックスの企業サイト → 福嶋祐輔(プラネックス CEO)